寒い寒い昼に 私は泣いていました
涙が凍ってしまうほど たくさん出て
柔らかい部分に 突き刺さりました
明日 書店に行ってきます
また旅に出るために 大きなカバンは 捨てて
よそ行きの 服と靴で 彷徨って
迷い道から 目覚めたら
短い文章が 暖かく 包んでくれるでしょう
私には何もないと 考える心だけがある
それでいいでしょう
誰もいない 道なき道を 私は先頭に立って
歩むから 私は 泣くのです
罪でしょうか 許しでしょうか
それとも 夢を 叩き壊す 斧でしょうか
破滅は しっとりと やってきます
寒い昼に 空は 憂鬱で参ります
私に 愛と勇気をください
友だちがいないから 今日も
空を想って 泣いています
私は明日も 泣くのでしょうか